おとうさんだいすき
2005/11/30(Wed)

    作・文・絵  司 修


動物たちが、それぞれのおとうさんを自慢しています。


「ぼくの おとうさんはねえ じてんしゃに のるのが とても じょうずなんだ」


「私の おとうさんなんか じどうしゃの うんてんが できるのよ」


くまのこのお父さんはなにも運転していません。


「おとうさんの ばか」


おとうさんの返す言葉が絶妙です。


「おとうさん だいすき」

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モモ 
2005/11/30(Wed)
モモ


 ミヒャエル・エンデ・作 大島かおり・訳   岩波書店

【選者:岡 勝代先生】

 ”時間どろぼうと
  ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子の
  ふしぎな物語”

 主人公のモモは8歳〜12歳ぐらいの女の子。人の話をじっくり聞く名人です。自分の意見をさしはさむわけでも、聞いた事柄に気のきいたコメントをつけるわけでもない。ただ聞くだけ。でも、これは実はとても難しいことで、こんな力をもっている人はなかなかいない。(みんな自分のことをしゃべるのは好きなんだけどね。)モモのこの力のおかげで、周りの人はみな幸せに暮していました。そんな時、突然、灰色の男たちが現れます。時間どろぼうです。モモはどうやって戦うのでしょう?盟友・カシオペイア(カメさん)の存在が、重くなりがちな展開を救ってくれます。
 学生時代に読んだ時は、そんなに心に響かなかったのに、今回はとても印象深い作品、という読後感を持ちました。大人になって、時間に振り回される虚しさを知ってから読むと、また味わい深いかもしれません。でも今は、モモと同じ目線で、変な大人たちを観察してほしいと思います。
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ハリー・ポッターシリーズ 
2005/11/26(Sat)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット


 J.K.ローリング・作 松岡佑子・訳   静山社 

【選者:西島義信先生】

 ハリー・ポッターと賢者の石
 ハリー・ポッターと秘密の部屋
 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
 ハリーポッターと炎のゴブレット
 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

 2005年11月現在、この5巻が翻訳されています。原作は6巻まで進んでいて来年の日本語訳が待たれます。(すごい展開になりそうです★)

 言わずとしれた魔法使いのハリー・ポッター、生き残った男の子の物語です。映画を見て知ってらい、という気になっているそこのあなた!映画もよくできているとは思いますが、やっぱりたくさんの場面がカットされています。本の中で、あの魅力的な登場人物たちはもっともっと光を放っています。
 今冬公開の『炎のゴブレット』ではハリーは14歳になっています。日本でいうなら中学2年生。これまでハリーの最大の理解者であり協力者であった親友ロンとの友情にヒビが入ったり、淡い初恋を経験したりとハリーが精神的に大きく成長する巻となっています。そして、今までの明るい色彩を帯びたシリーズから、ハリーが大人への重い階段を上り始める転換の書ともなっています。上下2冊と気が重いかもしれませんが、読み始めたら加速度がつくこと請け合い。映画を見に行く前に、ぜひぜひ読んでおいて下さいね。


 
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しりとりのだいすきなおうさま
2005/11/25(Fri)
しりとりのだいすきなおうさま


 なかむら翔子・作 はたこうしろう・絵   すずき出版

 しりとりがとても好きな王様がいました。
 だから、食事もメニューがしりとりになっていないと気がすみません。
 しかも、最後は必ず大好物の”プリン”でしめなくちゃならない。
 サンドイッチ→ちくわ→ ・・・
 毎日毎日献立づくりに頭を悩ませた家来たちの作戦とは?
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こわれた1000のがっき
2005/11/25(Fri)
こわれた1000のがっき

 
 野呂 昶・作  渡辺 あきお・絵   カワイ出版

 こわれて倉庫にしまいこまれたままの楽器。
 
 --- どうしても、もう1度じぶんたちで音楽をかなでたい。
 
 この強い願いがみなの心をひとつにします。

 月の夜に流れる調和の調べ。
 絵の奥に流れる音楽に耳をかたむけてみて下さい。
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モチモチの木
2005/11/22(Tue)
モチモチの木


【モチモチの木】<速水先生のおすすめ本>

 斉藤隆介・作 滝平二郎・絵   岩崎書店

 こわがりで、夜中にひとりでトイレに行くこともできないおくびょう豆太。実はトイレの近くにあるモチモチの木がこわくてしかたがないのです。この木は年に1回、真夜中にきれいな火をともします。見ることができるのは勇気のある子供だけ。「・・・ ソレジャァ オラワ トッテモダメダ ・・・」 あきらめることしかできなかった豆太。でもね・・・

 

 
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ヒルベルという子がいた
2005/11/21(Mon)
ヒルベルという子がいた


 ペーター=ヘルトリング・作 上田真而子・訳   偕成社

【選者:辻井政士先生】

 主人公のヒルベルは10歳の男の子。自分の気持ちを言葉にすることが苦手です。結果、いつも自分勝手にわめき散らしている、どうしようもない子、と思われてしまうのです。でもヒルベルの中には愛されたい気持ち、誰かを大切に想う気持ちがたくさんつまっている。歌もすばらしくうまい。ヒルベルの持つ光を見つけ出せる人、見過ごしてしまう人。ヒルベルを通して、まわりの人間の本質があぶりだされていきます。人を見ることのむずかしさを教えてくれる本です。
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てんぐだいこどんどん
2005/11/18(Fri)
てんぐだいこどんどん


 梅田俊作・佳子 絵/文   ミキハウスの絵本

 たまたまひろったてんぐだいこ
 たたけば鼻がのびるわちぢむわ
おたからだいこでやりたいほうだい
 魔法の力を手に入れたげんさんの行く末やいかに!?
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田能久(たのきゅう)
2005/11/04(Fri)
田能久(たのきゅう)


 日本のおはなし
 『ママ おはなしもっとして 3』より 偕成社

 たのきゅう→たぬきゅう→たぬき

 ね、田能久(たのきゅう)さんって、たぬきさんに聞こえるでしょ?
 このちょっと変わった名前のおかげで命びろいをした男の人のおはなし。悪役も、昔話独特のキャラクター。ワルになりきれないお間抜けキャラに、日本の昔の人のあたたかさを見る思いがします。


 
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